あなたはパソコンを購入する際に、どんな点に注目しますか?スペックやデザイン、メーカー、大きさなどさまざまなポイントがあるでしょう。しかし、リセールバリューという点まで考えている方はあまりいらっしゃらないようです。
しかし、新しいパソコンを購入する際に、それまで使用していたものを売却するという方も決して少なくないようです。
そこでここでは、パソコンのリセールバリューについて考えてみたいと思います。
やはり国産メーカーが強い?
リセールバリューの高いモデルといえば、多くの方が国内有名メーカーのものをイメージするかもしれません。
では、海外、特にアジアメーカーと比較して国内メーカーの方がリセールバリューは高いのでしょうか?
確かに、一昔前であれば国内メーカー製のパソコンの方が圧倒的に買い取り価格は高く設定されていました。しかし、今日では少し変化がみられます。
まず、最初に挙げられるポイントがアジアメーカーのパソコンの人気が高まっているという点です。実際に家電量販店や、ネットショップなどをチェックしてみると、国内のメーカーよりもLenovoやASUSなどのアジアメーカーのパソコンがプッシュされているというケースも少なくありません。実際に、これらのメーカーのパソコンは非常に品質も良く、多くのユーザーに高く評価されるようになっているのです。
かつて、アジア諸国をはじめとする海外メーカー製のパソコンは国産の代用品というイメージが強いものでした。性能は国内メーカーと比較すると劣るものの、価格が安いから…といった理由で選ぶユーザーがほとんどでした。
しかし、今日ではこれが完全に逆転してしまったと言ってもいいでしょう。ソニーがパソコン事業から撤退したことをはじめとして、国内メーカーのパソコン事業は縮小傾向にあります。これによってエンドユーザー向けパソコンの開発力が弱まっているのです。
それに対して、アジアメーカーは逆に勢いがあり、次々と新しいモデルを開発し続けています。
もちろん、これはパソコンの品質や人気にも影響を及ぼします。そのため、リセールバリューもどんどんよくなっているのです。
Lenovoなどの人気モデルになれば国内メーカーのパソコンよりもはるかに高く買い取ってくれるお店も少なくありません。
リセールバリューのもっとも高いパソコンは?
では、具体的にリセールバリューがもっとも高いパソコンとは何なのでしょう?
この点に関しては、次々と新しいパソコンが登場し、市場価格は変動し続けていますので一概に特定のモデルを挙げることはできません。
しかし、傾向としてはやはりフラッグシップモデルに近い位置のモデルはリセールバリューが良い傾向にあります。
有名メーカーのフラッグシップモデルであれば発売から数年が経過していても、もともとのスペックが高いことからまだまだ現役で使い続けることができるでしょう。そのため、中古市場での人気も高く、当然買い取り価格は高くなります。
それに対して、廉価モデルはコストカットのためにスペックが低く抑えられているケースがほとんどです。なので、わずか数年で完全に時代遅れとなり、場合によっては中古市場で価格がつかないような状態になることだってあるのです。
このように、リセールバリューについても考えてみることで、よりお得にパソコンライフを送れるかもしれません。